カミーノへの道18日目  2019/6/17

ブルゴスからオルニージョスカミーノへ。

朝起きたら、ヒラリーさんはいませんでした。

まぁ約束もしてないし、

他の巡礼者と先に行ったのかなーとか。

教師というアメリカ女性ラリーさんと気があっていたから先に行ったのだろうと考察。

自分のペースで歩こう、と、歩き始めたところ

日本の山の会のおねー様方と会う。

70台の方もいるし、山の会の方だけあって

ペース配分が素晴らしい。

高低差も地図で先読みし、休憩用の広場は

野トイレも考えた場所で休憩し、

ナッツなどの簡単エネルギーをチョビ食べし、

一緒に歩くと、すんごい、楽!

そんなわけで、日本語でずーっと喋っていたら、

予約した宿に到着。

なんと山の会の方も同じ宿。

流れで、同じ部屋になり、日本人独占部屋に

なってしまいました。

ん?

あっ

アニキ!眼鏡zも!同じ宿じゃん!

何回目だよ、笑。

meeting pointとゆー宿で、

食事はおーきなパンで作った、パエリア!

パエリア!パンパぱん♩パエリア👏

って躍りそうになった。

想像以上にご飯食べてるのに、

ご飯みると喜ぶようになってる私。

現地のものを食べるようにしてるのになぁ。

素敵な宿で、洗濯場所も綺麗。

iPhoneを使いこなしてない山の会の皆様に、

カミーノアプリと地図アプリを教えて、

私ごときがiPhone講習をしたり、

おっちゃんとビール飲んでダハーっとしたり、

そんな日でした。

カミーノへの道17日目 2019/6/16

オルテガからブルゴスへ

朝起きたら日本の山の会の方々と、出口でお会いした。

そしたらヒラリーさんが私を待っている様子よ、

と、(ヒラさんは誰にでも声かけてフレンドリーなので

日本の山の会の方々も覚え始めてはって)

おおう、今日も一緒に歩きますか、と、

一緒に歩き始める。

正直、気を使うのでもう1人で歩きたいな、、って

思いはじめていたり。

会話や話題がなくて、私の子供の頃の

ニックネームの話とか、大学のころのサークルの話を

どうやって伝えるかめっちゃ考えて伝わらなくて

疲弊した。

けど、ブルゴスに入る時。

ブルゴスよ!と2人で喜びも束の間、

カミーノ名物「都市部は町にはいってから気が遠くなるほどアルベルゲまでが遠い気持ちになる」の

最たる町でござった。

宿はどこ。

町に入ってから1時間歩いても見つからず。

小さい町なら、町着いた!5分でアルベルゲ!

なのに。

ヒラリーはさらに、アルベルゲムニシパルではなく、

違う宿を予約していて、私がアルベルゲに到着した途端、

私もここに泊まるー!もう探すのしんどいっ!

って予約キャンセルした。

そんなわけで、宿に泊まっても、ムッチャ一緒。

カミーノイチ美しいステンドグラスの大聖堂の見学、

バルに入ってワイン🍷も、一緒、、、

ごめんなさい、正直、頭の中が英語漬けで

疲労、、、通じないしごめんね、、、って

何度も情けなくなる始末。

優しいヒラリーさんは、わからないけど私達、

わかりあってるわよ、とハートフルなことを言うし、

他の韓国人の英語がかわからない、彼はなんて?

とかゆーてきはるけど、疲労困憊、、

他の巡礼者、英語スペ語をはなす、学校教師ラリーさん、30歳年上の旦那がいるのにカミーノで男をつくるフランス女子アイディーン、ドイツ男性ジョンさんを含め、カミーノ仲間認定してワッツアップグループの仲間になったらしい私は、

はいもうラリーさんとヒラリー以外には

君、黙ってばかりじゃん。

みたいなので疲れてしまってました。

カミーノへの道16日目 2019/6/15

ベロラド→サンジャンデオルテガ

暑いけどなんとか眠った翌朝。

準備して薄暗い朝、出発しようとしたら、

宿の出口ににこにこ、あの女性、ヒラリーさんが

出発するところだった。

あら、よく眠れましたかー?

みたいに挨拶して、じゃあね、、、じゃないな、

一緒に歩調をあわせて行く感じになった。

あら。

まぁ、いいのだけど、台湾や韓国の子と違って

日常が英語のネイティブの英語は、

全くこっちの聞き取り速度を気にしてくんないのと、

しかも歩きながらなので私には体力的に

なかなか大変。

ただ、歩く遅さは私と同じで、

スローリィスローリィ!カミーノは急がないのよ!

とゆっくり。

自己紹介からのー、、、英語がわからないよー!

と私の語学力を悟って、つまらないわ、と

先に行くってことはなく、

花が綺麗だとか、教会があったら朽ちていても立ち寄るとか、道端の巡礼者のお墓を悼むとか、

そーいうタイミングがとても、同じで。

彼女は足を痛めていて、休憩がめっちゃ多い。

私はノンストップ系だったので、彼女と会ってからは

カフェ休憩が1日2回入るようになる。

彼女が休憩したいなーと言うと、私は先に行くね、って

空気でもなく、スミレもほら、休憩しなさいね、って

都度、靴下脱いで、フーって、30分くらい休む。

とは言え、彼女はたくさんの人と話したいらしく、

ブエンカミーノ!と追い抜かす人に声をかけては

かまってゆき、何度も置いて行かれるし、

(先に行くねー、と先にいかれた方がラク)

時々はなぜか他の人に、この子は日本人よー

と、紹介されたり。

子供と思われてるのかな、、?

いや、はじめに年齢ゆーたら驚かれたけど

伝えたしな、、、。

途中から他の方と先の方に行かれたので、

それはそれでホッとする。

一日中、英会話で話題が途切れちまうとね、

1人の方が楽ッス。

サンジャンデオルテガに到着。太陽が暑い日でした。

ここはムニシパルに泊まった。

夜ご飯もつけたけど、町にでて、やっぱり

ビアのあるカフェに、、と、

宿の一階がカフェになってる庭席につくと、

あっ!アニキ!と、眼鏡z。と、韓国おじさん。

そして

「スミレーイ!」

ヒラリーが、横に座れ座れとベンチをさす。

なんかわからんけど、韓国メンズとヒラリーと

乾杯。

話尽くしたコリアンメンズはさておき、

増えた韓国おじさんが日本フリークで、

日本のどこそこへ行った、日本の温泉は世界一、

そうだこれをどうぞ食べるんだ!

と、スルメイカもらった。

スペインの厳かなる教会のある村で、

コリアンからもろたスルメイカをアテに、

ビールをゴクる。

なんて空がさわやかで、嘘みたいな平和の

しあわせな時間だろう。

時間を持て余したこともあり、

ビールしたあとにはミサに参加した。

ミサは参加したりしなかったり、

言語がわからないのと、いきなり無茶振りする

司祭様とかいるやん、、、聖書のここを読んでください、、みたいな。

アレは無理なので参加のときはこっそり目立ちたくない

日本人でしたが、

やっぱり、ほら。

ヒラリーさんが、「スミレーイ!」

ばんばん横座れ、とにこにこ呼ばれる。

ヒラリーさんはなかなか信仰心のある方で、

ミサは大体出るし、司祭様に最後ご挨拶を

するタイプ。

少し距離をおいて眺めてる私に、司祭様は

君にも祝福を、みたいなハグをして頂くので、

あわあわしながら、失礼ないように

返す。

ヒラリーさんは別宿?だったかで別れ、

夜ご飯はここはニンニクスープが有名らしく、

食事はボランティアに給食のように盛られ、

パスタとスープとサラダ、、だったかな。

日本人男女と席が同じになり、

ご夫婦かな?と思いきや、

旅好き同士で恋愛感情はないらしい。

色々な旅ペアがいるものだなぁ、、、と、

私も旅相手が欲しいなと思うことはあるけど、

やっぱり自由にしたいのと、頼られるとめんどいのとで、今のスタイルになったので、まぁいいや。

もう2週間経つのに私、とりあえず歩いてるだけで、

なんだかなー、、、って感じてきてるころでした。

劇的に、何が求めてる訳ではないのだけど、

やっぱり何かを。求めてるのだろうな。

カミーノへの道15日目2019/6/14

サント・ドミンゴカルサダからベロラドへ

 

憧れのパラドールは12時までお昼滞在可能ですが、さすがに

巡礼者の道を行くには8時には出ないとね、と名残惜しくも

朝8時にチェックアウト。

リフレッシュしたし機嫌よく歩き出したが、あかん、暑い。

熱波がくるのはこの2週間後なんだが、すでに30℃は結構

日中は普通に気温があがるのねスペイン北部。

この日はとにかく暑く、しまった朝6時にでないとの日でした。

しかも22キロ歩く日で、ノンストップで歩くことができず、

日陰をみつけては、いや、この道ほとんど日陰がなくて、

巡礼者がほとんどいない長い道を延々と歩いた記憶。

もう、足元しかみないで歩いて、あつい、、、あつい、、、しぬ、、、と

水を大事にちょびっと飲んで歩いていたな。

ベロラドの宿についたのは15時過ぎ。

ここもまた私宿で平置きベッド、HOSTEL Bという宿にチェックイン。

暑くてフラフラする私に、宿のおっちゃんがまあ、これでも飲め、って

わー、フルーツジュース、って、、サングリアワインアルコール入ってるやんけえ!

って思ったけどがぶ飲みしましたね。

すごく綺麗な宿だけど、自炊するのにはキッチン使用料必要とな。

じゃあ外で食べよう、と、キッチンのある食堂にいたら

そこで運命の出会い、この後のカミーノを最後まで一緒に歩く

南アフリカ女性、ヒラリーと会う。

会ったことありましたか?と思うくらい、私をみて

にこにこしていて、とにかくだれかに構いたい感じ?

ここでは挨拶くらいで私は外出し、街をあるいて大きめのスーパーがあったので

買い物。そこで台湾人の女性、サイさんに

「ヨーグルト4個でいくらだからシェアしない?」といきなり声をかけられる。

まあそうね、ヨーグルト食べるだろうからシェアしようか、

朝ごはんに食べるとお腹壊しそうだから避けてきたというのに買う私。

よかったらバルで一緒しない?とどこまでもフレンドリーな彼女は

バルでピンチョスを食べるがコーヒーをのむ。酒は飲まない、、、。

カミーノ2回目らしくて、この道にハマった、という会話をして

その後あわなかったような、会ったような、、、うろ覚え、、、

「あなたは飲み過ぎよ」って言われたのは覚えている。w

 

宿は平ベッドだし、心地よいと思われたが

一番最上階で太陽の熱がそのままこもる。

つまり、暑い。

ただ、宿泊者は少なくて3、4人くらいで、

私のベッド列には誰も寝てなくてラッキーとばかりに

暑くて扇風機を独り占めしてみた。

もう一台あったのだけど、調子が悪いみたいで

ううん!もう!みたいな声が私とは違う列から聞こえてきて、

私ばかり調子のよい扇風機で申し訳ないな、、というのと

前職ではいろいろ修理することもあったので、直せないかな?

と扇風機に苦戦している女性に近ずいたら、にこにこ南アフリカ女性だった。

 

結局ファンはまわるけどがくん!と首が下向いちゃうので

部屋の椅子とか紐とかで彼女に当たるように2人で

扇風機を固定して、これで風が当たるといいけど、と

私は自分のベッドに戻ったのでした。

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ベロラドのベッド。

 

 

 

カミーノへの道14日目 2019/6/13

アゾフラから、サント・ドミンゴカルサーダへ。

15キロくらいしかない。

いいの、目的は今日もまた巡礼じゃなくってほとんど観光ですから!

 

というわけでアゾフラの朝、リズちゃんとお別れ。

お大事にね、と去るときに、お礼なの、プリングルス

ミニ缶くれた。これ、おなかすいたときに食べると塩っけが美味しくて

その後のカミーノ休憩によく食べるようになっちゃったやんか。

彼女は帰るかもといっていたけど、どうしたのかなあ。

 

この日は、サントドミンゴカルサダでは野望がありました。

憧れの、パラドールに泊まる、ってヤツです。

パラドール、とは、王族の住まいだった城や宮殿、修道院

領主の館など、歴史的価値の高い建築物を改造した

国営ホテル。

日本のツアーとかでもパラドールに泊まるやつとかあるよね。

憧れなんですが、まあ高いし人気だしなかなか取れないし。

てなわけえで、このマイナーな街、普通の日本人観光客はこないだろう

マイナーの中のマイナーなら泊まれるかとブッキングドットコムアプリで

検索したら、なんと80€、9000円くらいで泊まれる時期。

2週間シャワーだし、個室でそろそろお金もひらいて乾かしたいし、

この一回しかパラドール泊まらないから許して、、、!とポチってあった。

しかもこの街にはパラドールホテルが2つもあり、私は規模の小さい方

PARADOR DE STO DOMINGO BERNARDO DE FRESNEDA

ぱらどーるで さんとどみんごべるなるどふれしゅねだー

って呼んでたけどあってるのかな。

 

二人とかでシェアしたらそりゃあ割安なんだろうけど

1人でも泊まるもん。

ホテルの手前で山の会の方に会い、彼らは食事をとっただけで

もうすこしさきにすすむねーと、さようなら。

パラドールにチェックインのとき、こんな小汚い格好で

フロントさん不振に思わないかしら、、、と

靴とリュックの泥ははらえるだけはらってチェックイン。

とっても快いチェックインで、とっても普通に入れた。

まあ、巡礼路なんだから慣れてるわね、、、。

部屋は特別なことはない、ベッドどん、テレビと鏡と椅子。

ただ、窓枠のあたりの重厚感が、ああ、古い木をそのままつかった

どっしりとしたカーテン。そして窓をひらくと

ホテル、、、もと修道院の中庭が一望できて、

中世の景色を空想させてくれた。

もう、荷物を全部だして部屋の中でひぼし、

生がわいてかびりそうなお札をいちまいずつベッドに並べて

洗濯はもう、お風呂でごしごしじゃぶじゃぶ、

お湯をためてマッパでベッドに大の字。

LINEで母姉友達に電話しまくって

元気ですよ報告。

でもじっとしてられなくて、町の散策。

大聖堂は、なんか有料?なのかよくわからず、

入ろうと思ったけど有料はちょっとな、、と入らず。

街の中のお土産やさんなどを眺めながら

チュレトンを食べてみようと、なんとなくお店に入る。

骨つき肉の大きいステーキと思ってください。

お昼ご飯ビールだけだし、大きいってどんくらい?

と店の人にきいたら、まあこんくらい?ってのがでかくて

小さいやつを頼みます、、、と言ったつもりが

伝わっていないのか、それでも小さいやつなのか、

800グラムくらいのレアな骨つきステーキ、どどおん。

肉にくしい、、、!美味しそうだけど、

付け合わせの野菜と芋、肉800gは小食女子には無理だった。

肉が、、、歯ごたえ抜群でがむがむしないと食べられない。

顎が疲労して芋は食べる余裕なしで全残し、野菜は食べたけど

肉もこう、レア焼け部分にめっちゃハエがうろうろしてきて

食べる気力を削がれ、、、半分くらいでギブ。

まあ日本の肉でも300グラム食べられない人ですから。

ボリューム的にいくらだろう、一万円越すかしら、、と

聞いたら、3000円くらいで済んだので良かったけど、、、

どんなに美味しそうでも一人でチュレトンは食べんときます。

すみませんでした。

 

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パラドールの部屋。久々にぐっすり、人を気にせずにゆったりまっぱ寝した。

 

 

カミーノへの道13日目2019/6/12

ベントーサからアゾフラへ向かう。

 

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太陽の強さとスペインの乾燥した空気を思い出させる紺青の空。

アゾフラには平置きベットの宿がある、と調べていたので

これも18キロくらいで私の足にはちょうどいい距離。

パウロコエーリョの「星の巡礼」に出てくる村らしいが

私、本をアプリでダウンロードしといて読んでないな、、、。

巡礼にきた人たちの理由で、

サンジャックへの道(サンジャック、だからフランス映画かな)

星の旅人たち、THE WEY(これをみたアメリカ系巡礼者多し)

パウロコエーリョの本を読んで、という人も結構いてはったな。

 

ここの宿は人気だそう、2人一部屋平置きベッドだから、カップルと か

 ニコイチの人たちは、落ち着くよね。

オープン前に到着して、1番のり。

私、歩くのサボりすぎだろうか?

朝7時から歩いて休憩は途中で15分くらいどこか座り、

台湾娘のダリが食べていたシリアルバーが美味しかったので購入常備、

1、2本と食べて水で乾きを癒す。それが朝ごはん。

30分歩いて10分休んだり、で、だいたい12時すぎに次の街へ着いている。

1時間4キロ平均として20キロなので、そんな感じなのだけど

13時に宿へイン、洗濯物とシャワーを最初に使うというしょうもない潔癖癖を満足させ、そのあと町をふらふら、ビールごくり、なんかお昼ご飯的なバルで休憩。

宿にもどって小休憩して夜ご飯の物色町歩き、、、みたいな余裕の時間の使い方、、、

人によっては夕方17時くらいまでがっつり歩いて

1日40キロ、みたいな人もいらっしゃるよね←絶対私とは二度と会えない速度の人

 

アゾフラのアルベルゲがオープンした一番最初に手続きをしたところ

柱の影からじいっとこっちを見てるお嬢さんがいる。なんか可愛い。

白いお肌の綺麗な明るいブロンドのお嬢さん。リズちゃん20歳位。

手続きが終わると、ちょっと心配げに

「チャイニーズ?」と聞かれる。

足を引きずっているので瞬間合点がいった。

この子は怪我をして、アルベルゲに連泊を許された子で、

※基本アルベルゲは1泊しかできないけれど怪我をしたり

宿主、オスピタレイロが許可したら連泊OK※

連泊だから、一番初めに到着した人が同じ部屋になる、、、とのことで

同室者がどんな人になるのか柱の影からみていたのね、、、

ご満足頂ける人間かわかりませんが、

どうぞよろしく、と一応にこやかにご挨拶。

 

食堂みたいなところが広くて、外の庭には小さいプールがあり、

季節がもう少し進むと入れるんだろうな。

かなりこの日は暑くて、飛び込みたいものだと思ったのを覚えている。

洗濯物も済ませて、ビールと、今後の歩く予定を考えたりするために

食堂でぼーっとしていたら、リズちゃんがちょこんと近くに座って

足の絆創膏などをはがしたりしている。

痛そうだなあと、大丈夫?何日くらいここにいるの?とお話しして

絆創膏ももうなくて明日診療所が開くからそれまで待ってるの、とのこと。

単純に、カミーノ歩きでマメが潰れてズルムケになった状態。

消毒液もきらしたらしく、うーん、自然乾燥がいい状態かわからんが

天下のオロナイン様なら痛くないし、ずるむけのまま歩くほうが

またバイキンが入る感じがするよ、、、とマイバッグをとりだす。

むけた皮の中に手持ちのちびっこオロナイン様と絆創膏で保護して、

100キンで買った足指5本の先っぽだけのやつ←これ、けっこう役立グッズ!

を、サポーターのように足指がこすれないようにはめてあげると

ものっすごい感動され、ものっすごい感謝されて、周りの巡礼者にも

「あなた名前は?」とかなんか良い人認定されて照れた。

正しい処置かわからんけど、まあ、自己満ですね。

そのあとのリズちゃんのデレっぷりが可愛く、

彼女の家族のこととか、写真とか見せてもらって、

一晩同じ部屋の人としてへんな警戒されなくてよかった、、、

 

宿の前にタクシーが止まり、4人組の日本人のお姉さまと兄さんが降りてきた。

数日前にどっかで歩いて15分くらい一緒に歩いた方々。

「あ!また会いましたね!」

「タクシー見られちゃったー、ほら、ちょっととおいスソとユノの修道院

そこに行ったからなのよ〜」

と、この方々は日本の山の会の方で、日本のお遍路も済ませて

いろんな国の山を登ってて、とてもたくましくてお年も75の方がいて

めっちゃ先輩。この後、3回くらい同じ宿になり、

最後は一緒に食事をしてレオンでお別れするまでお世話になる。

 

夜ご飯は街の看板に「AZOFRA WINE」とあり、

3ユーロくらいでワインが買えて、レンチンパスタが売っていたので

それで夜ご飯をすます。

食べていたら野菜たっぷりのトルティーヤを作ったリズちゃんが

目の前に座ってもくもく、、、と食べ始めた。

ちなみにスウェーデン女子で、学生さん。スポーツのためにきた、と。

日本のこと全然知らない興味ないみたいで、中国とは違うことも知らず、

なんか悔しいから折り紙の鶴を作ってこれも知らないかと聞くと、

めっちゃ面白いくらい鶴の折り紙を感動してくれた。

日本の折り紙なんて知ってるよ、って人が多い中、

新鮮に純粋に驚いてくれて、可愛かったな、、、、。

 

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アゾフラのワインと、レンチンパスタ。まあ、食べられる味。

 

 

カミーノへの12日目 2019/6/11

ログローニョからベントーサへ向かいます。

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しるべ。

ベントーサを選んだ理由は特にないのだけど、

ログローニョから20キロ以下らへんで泊まれる村ということで

選んだと思う。

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しるべ。

道は特筆する日以外、天候に恵まれ続けていて、

ずっとこのあたりは葡萄畑の間をポテポテと歩いて

しんどいとかあまり考えずに、いや、毎日考えていたけど

歩くのやめてフラメンコでも習うというコースに曲がろうとは思わず

毎日弟と父のこと、過去のこと、幼少からの自分のことを

ぼーっと振り返りながら、へこんだり、涙ぐんだり、

巡礼者の足音や杖の音、フランス語やらスペイン語で追い抜かす声

だんごになってしゃがんでる中高生くらいの少女たちと

木から落ちていた鳥の雛を木の上に戻そうと頑張ったり、

追い抜かされたあとに、くるっとふりむいて

「君の名は、知ってる?」と謎の質問をするコリアン男子、

イアホンをとって私に「ぜんぜんぜんせかい♩」を聞かせてくれる。

ちょうど俺を抜かしざまそのサビがきたから日本人と分かち合いたかったのだろう、笑

 

ベントーサの街はとってもコンパクトで、入った途端右手にHOSTEL SANSATURNINO

があり、ちょうどオープンしたところにチェックイン。

見所があるわけではないけれど、宿がとっても心地よくて

洗濯物を乾かす庭で、ビールを飲んで、綺麗なキッチンで

二日前に冷凍してあったロスアルコスの白米を

チャーハンにして食べたり、(傷む寸前、、、)

心地良い半日をすごしたようです。

 

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洗濯ものは毎日手洗い。4時間天気がつづけば大体乾く。

 

短いので写真をたくさん載せ。

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宿の庭で至福。