カミーノへの道13日目2019/6/12
ベントーサからアゾフラへ向かう。
アゾフラには平置きベットの宿がある、と調べていたので
これも18キロくらいで私の足にはちょうどいい距離。
私、本をアプリでダウンロードしといて読んでないな、、、。
巡礼にきた人たちの理由で、
サンジャックへの道(サンジャック、だからフランス映画かな)
星の旅人たち、THE WEY(これをみたアメリカ系巡礼者多し)
パウロコエーリョの本を読んで、という人も結構いてはったな。
ここの宿は人気だそう、2人一部屋平置きベッドだから、カップルと か
ニコイチの人たちは、落ち着くよね。
オープン前に到着して、1番のり。
私、歩くのサボりすぎだろうか?
朝7時から歩いて休憩は途中で15分くらいどこか座り、
台湾娘のダリが食べていたシリアルバーが美味しかったので購入常備、
1、2本と食べて水で乾きを癒す。それが朝ごはん。
30分歩いて10分休んだり、で、だいたい12時すぎに次の街へ着いている。
1時間4キロ平均として20キロなので、そんな感じなのだけど
13時に宿へイン、洗濯物とシャワーを最初に使うというしょうもない潔癖癖を満足させ、そのあと町をふらふら、ビールごくり、なんかお昼ご飯的なバルで休憩。
宿にもどって小休憩して夜ご飯の物色町歩き、、、みたいな余裕の時間の使い方、、、
人によっては夕方17時くらいまでがっつり歩いて
1日40キロ、みたいな人もいらっしゃるよね←絶対私とは二度と会えない速度の人
アゾフラのアルベルゲがオープンした一番最初に手続きをしたところ
柱の影からじいっとこっちを見てるお嬢さんがいる。なんか可愛い。
白いお肌の綺麗な明るいブロンドのお嬢さん。リズちゃん20歳位。
手続きが終わると、ちょっと心配げに
「チャイニーズ?」と聞かれる。
足を引きずっているので瞬間合点がいった。
この子は怪我をして、アルベルゲに連泊を許された子で、
※基本アルベルゲは1泊しかできないけれど怪我をしたり
宿主、オスピタレイロが許可したら連泊OK※
連泊だから、一番初めに到着した人が同じ部屋になる、、、とのことで
同室者がどんな人になるのか柱の影からみていたのね、、、
ご満足頂ける人間かわかりませんが、
どうぞよろしく、と一応にこやかにご挨拶。
食堂みたいなところが広くて、外の庭には小さいプールがあり、
季節がもう少し進むと入れるんだろうな。
かなりこの日は暑くて、飛び込みたいものだと思ったのを覚えている。
洗濯物も済ませて、ビールと、今後の歩く予定を考えたりするために
食堂でぼーっとしていたら、リズちゃんがちょこんと近くに座って
足の絆創膏などをはがしたりしている。
痛そうだなあと、大丈夫?何日くらいここにいるの?とお話しして
絆創膏ももうなくて明日診療所が開くからそれまで待ってるの、とのこと。
単純に、カミーノ歩きでマメが潰れてズルムケになった状態。
消毒液もきらしたらしく、うーん、自然乾燥がいい状態かわからんが
天下のオロナイン様なら痛くないし、ずるむけのまま歩くほうが
またバイキンが入る感じがするよ、、、とマイバッグをとりだす。
むけた皮の中に手持ちのちびっこオロナイン様と絆創膏で保護して、
100キンで買った足指5本の先っぽだけのやつ←これ、けっこう役立グッズ!
を、サポーターのように足指がこすれないようにはめてあげると
ものっすごい感動され、ものっすごい感謝されて、周りの巡礼者にも
「あなた名前は?」とかなんか良い人認定されて照れた。
正しい処置かわからんけど、まあ、自己満ですね。
そのあとのリズちゃんのデレっぷりが可愛く、
彼女の家族のこととか、写真とか見せてもらって、
一晩同じ部屋の人としてへんな警戒されなくてよかった、、、
宿の前にタクシーが止まり、4人組の日本人のお姉さまと兄さんが降りてきた。
数日前にどっかで歩いて15分くらい一緒に歩いた方々。
「あ!また会いましたね!」
「タクシー見られちゃったー、ほら、ちょっととおいスソとユノの修道院、
そこに行ったからなのよ〜」
と、この方々は日本の山の会の方で、日本のお遍路も済ませて
いろんな国の山を登ってて、とてもたくましくてお年も75の方がいて
めっちゃ先輩。この後、3回くらい同じ宿になり、
最後は一緒に食事をしてレオンでお別れするまでお世話になる。
夜ご飯は街の看板に「AZOFRA WINE」とあり、
3ユーロくらいでワインが買えて、レンチンパスタが売っていたので
それで夜ご飯をすます。
食べていたら野菜たっぷりのトルティーヤを作ったリズちゃんが
目の前に座ってもくもく、、、と食べ始めた。
ちなみにスウェーデン女子で、学生さん。スポーツのためにきた、と。
日本のこと全然知らない興味ないみたいで、中国とは違うことも知らず、
なんか悔しいから折り紙の鶴を作ってこれも知らないかと聞くと、
めっちゃ面白いくらい鶴の折り紙を感動してくれた。
日本の折り紙なんて知ってるよ、って人が多い中、
新鮮に純粋に驚いてくれて、可愛かったな、、、、。