カミーノへの道14日目 2019/6/13

アゾフラから、サント・ドミンゴカルサーダへ。

15キロくらいしかない。

いいの、目的は今日もまた巡礼じゃなくってほとんど観光ですから!

 

というわけでアゾフラの朝、リズちゃんとお別れ。

お大事にね、と去るときに、お礼なの、プリングルス

ミニ缶くれた。これ、おなかすいたときに食べると塩っけが美味しくて

その後のカミーノ休憩によく食べるようになっちゃったやんか。

彼女は帰るかもといっていたけど、どうしたのかなあ。

 

この日は、サントドミンゴカルサダでは野望がありました。

憧れの、パラドールに泊まる、ってヤツです。

パラドール、とは、王族の住まいだった城や宮殿、修道院

領主の館など、歴史的価値の高い建築物を改造した

国営ホテル。

日本のツアーとかでもパラドールに泊まるやつとかあるよね。

憧れなんですが、まあ高いし人気だしなかなか取れないし。

てなわけえで、このマイナーな街、普通の日本人観光客はこないだろう

マイナーの中のマイナーなら泊まれるかとブッキングドットコムアプリで

検索したら、なんと80€、9000円くらいで泊まれる時期。

2週間シャワーだし、個室でそろそろお金もひらいて乾かしたいし、

この一回しかパラドール泊まらないから許して、、、!とポチってあった。

しかもこの街にはパラドールホテルが2つもあり、私は規模の小さい方

PARADOR DE STO DOMINGO BERNARDO DE FRESNEDA

ぱらどーるで さんとどみんごべるなるどふれしゅねだー

って呼んでたけどあってるのかな。

 

二人とかでシェアしたらそりゃあ割安なんだろうけど

1人でも泊まるもん。

ホテルの手前で山の会の方に会い、彼らは食事をとっただけで

もうすこしさきにすすむねーと、さようなら。

パラドールにチェックインのとき、こんな小汚い格好で

フロントさん不振に思わないかしら、、、と

靴とリュックの泥ははらえるだけはらってチェックイン。

とっても快いチェックインで、とっても普通に入れた。

まあ、巡礼路なんだから慣れてるわね、、、。

部屋は特別なことはない、ベッドどん、テレビと鏡と椅子。

ただ、窓枠のあたりの重厚感が、ああ、古い木をそのままつかった

どっしりとしたカーテン。そして窓をひらくと

ホテル、、、もと修道院の中庭が一望できて、

中世の景色を空想させてくれた。

もう、荷物を全部だして部屋の中でひぼし、

生がわいてかびりそうなお札をいちまいずつベッドに並べて

洗濯はもう、お風呂でごしごしじゃぶじゃぶ、

お湯をためてマッパでベッドに大の字。

LINEで母姉友達に電話しまくって

元気ですよ報告。

でもじっとしてられなくて、町の散策。

大聖堂は、なんか有料?なのかよくわからず、

入ろうと思ったけど有料はちょっとな、、と入らず。

街の中のお土産やさんなどを眺めながら

チュレトンを食べてみようと、なんとなくお店に入る。

骨つき肉の大きいステーキと思ってください。

お昼ご飯ビールだけだし、大きいってどんくらい?

と店の人にきいたら、まあこんくらい?ってのがでかくて

小さいやつを頼みます、、、と言ったつもりが

伝わっていないのか、それでも小さいやつなのか、

800グラムくらいのレアな骨つきステーキ、どどおん。

肉にくしい、、、!美味しそうだけど、

付け合わせの野菜と芋、肉800gは小食女子には無理だった。

肉が、、、歯ごたえ抜群でがむがむしないと食べられない。

顎が疲労して芋は食べる余裕なしで全残し、野菜は食べたけど

肉もこう、レア焼け部分にめっちゃハエがうろうろしてきて

食べる気力を削がれ、、、半分くらいでギブ。

まあ日本の肉でも300グラム食べられない人ですから。

ボリューム的にいくらだろう、一万円越すかしら、、と

聞いたら、3000円くらいで済んだので良かったけど、、、

どんなに美味しそうでも一人でチュレトンは食べんときます。

すみませんでした。

 

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パラドールの部屋。久々にぐっすり、人を気にせずにゆったりまっぱ寝した。