カミーノへの道16日目 2019/6/15

ベロラド→サンジャンデオルテガ

暑いけどなんとか眠った翌朝。

準備して薄暗い朝、出発しようとしたら、

宿の出口ににこにこ、あの女性、ヒラリーさんが

出発するところだった。

あら、よく眠れましたかー?

みたいに挨拶して、じゃあね、、、じゃないな、

一緒に歩調をあわせて行く感じになった。

あら。

まぁ、いいのだけど、台湾や韓国の子と違って

日常が英語のネイティブの英語は、

全くこっちの聞き取り速度を気にしてくんないのと、

しかも歩きながらなので私には体力的に

なかなか大変。

ただ、歩く遅さは私と同じで、

スローリィスローリィ!カミーノは急がないのよ!

とゆっくり。

自己紹介からのー、、、英語がわからないよー!

と私の語学力を悟って、つまらないわ、と

先に行くってことはなく、

花が綺麗だとか、教会があったら朽ちていても立ち寄るとか、道端の巡礼者のお墓を悼むとか、

そーいうタイミングがとても、同じで。

彼女は足を痛めていて、休憩がめっちゃ多い。

私はノンストップ系だったので、彼女と会ってからは

カフェ休憩が1日2回入るようになる。

彼女が休憩したいなーと言うと、私は先に行くね、って

空気でもなく、スミレもほら、休憩しなさいね、って

都度、靴下脱いで、フーって、30分くらい休む。

とは言え、彼女はたくさんの人と話したいらしく、

ブエンカミーノ!と追い抜かす人に声をかけては

かまってゆき、何度も置いて行かれるし、

(先に行くねー、と先にいかれた方がラク)

時々はなぜか他の人に、この子は日本人よー

と、紹介されたり。

子供と思われてるのかな、、?

いや、はじめに年齢ゆーたら驚かれたけど

伝えたしな、、、。

途中から他の方と先の方に行かれたので、

それはそれでホッとする。

一日中、英会話で話題が途切れちまうとね、

1人の方が楽ッス。

サンジャンデオルテガに到着。太陽が暑い日でした。

ここはムニシパルに泊まった。

夜ご飯もつけたけど、町にでて、やっぱり

ビアのあるカフェに、、と、

宿の一階がカフェになってる庭席につくと、

あっ!アニキ!と、眼鏡z。と、韓国おじさん。

そして

「スミレーイ!」

ヒラリーが、横に座れ座れとベンチをさす。

なんかわからんけど、韓国メンズとヒラリーと

乾杯。

話尽くしたコリアンメンズはさておき、

増えた韓国おじさんが日本フリークで、

日本のどこそこへ行った、日本の温泉は世界一、

そうだこれをどうぞ食べるんだ!

と、スルメイカもらった。

スペインの厳かなる教会のある村で、

コリアンからもろたスルメイカをアテに、

ビールをゴクる。

なんて空がさわやかで、嘘みたいな平和の

しあわせな時間だろう。

時間を持て余したこともあり、

ビールしたあとにはミサに参加した。

ミサは参加したりしなかったり、

言語がわからないのと、いきなり無茶振りする

司祭様とかいるやん、、、聖書のここを読んでください、、みたいな。

アレは無理なので参加のときはこっそり目立ちたくない

日本人でしたが、

やっぱり、ほら。

ヒラリーさんが、「スミレーイ!」

ばんばん横座れ、とにこにこ呼ばれる。

ヒラリーさんはなかなか信仰心のある方で、

ミサは大体出るし、司祭様に最後ご挨拶を

するタイプ。

少し距離をおいて眺めてる私に、司祭様は

君にも祝福を、みたいなハグをして頂くので、

あわあわしながら、失礼ないように

返す。

ヒラリーさんは別宿?だったかで別れ、

夜ご飯はここはニンニクスープが有名らしく、

食事はボランティアに給食のように盛られ、

パスタとスープとサラダ、、だったかな。

日本人男女と席が同じになり、

ご夫婦かな?と思いきや、

旅好き同士で恋愛感情はないらしい。

色々な旅ペアがいるものだなぁ、、、と、

私も旅相手が欲しいなと思うことはあるけど、

やっぱり自由にしたいのと、頼られるとめんどいのとで、今のスタイルになったので、まぁいいや。

もう2週間経つのに私、とりあえず歩いてるだけで、

なんだかなー、、、って感じてきてるころでした。

劇的に、何が求めてる訳ではないのだけど、

やっぱり何かを。求めてるのだろうな。