カミーノへの道 23日目 2019/6/22

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レディゴス→サアグンへ

さて、歩く距離が少ないけど、サアグンとゆーところへ向かいます。

ヒラリーと出発。

何を話したかなぁ。

雨が降って、この日だけ初期に買ったカッパを使えたんだよね。

しっとりとした雨。

無駄に汗ばむカッパをかぶり、歩く。

バレンシア県からレオン県に入ったらしいが、当時はそんなこと全く気にせず、ただひたすら黄色い矢印、イエローアローを探して歩くだけでしたね。

サアグンにはいり、教会のアルベルゲをなぜか見つけるのに時間がかかり、ヒラリーやドイツ女子らと街をしばし迷う。

町の真ん中にあるサアグンの門と地名石を見つけ、それぞれにきゃっきゃと楽しく写真をとりあう。

公営のアルベルゲを見つけて、手続きをするのだけど、教会のアルベルゲなので神父さんらしきおじいさんが、一人一人ゆっくり手続きをするので、結構順番を待つ。

その間に、やっぱり会ったぜ韓国のアニキもまた同じ宿で、ほんとに良く会うね、ってほんと、アニキはポルトガルまで会ったからな、、

で、アニキが、君は半分ナントカどうするの?みたいなことをきいてきて、なんだそれ?ハーフほにゃらら、、、?

とよくわからない。

アニキはミサには絶対顔出さない人だし、ミサに行くのかと聞いてるわけでもないし、なんじゃろか、と思いながら聞き流した。

で、チェックインの順番がきて、ヒラリーと私は2人一緒に手続きをしたら、親子かい?とか聞かれてな。いやいや、私、、43歳だよ、、、多分すっぴんのおさげにしてたから幼く見えたのだろうがよ。

部屋のタイプどうするか聞かれて、なんと私もヒラリーも、あのフランス女子がアルベルゲで個室使ってるのがいいな、、って思っていて、しかも1人10€だせば2人部屋なのね。

ヒラリーが、全額出すから一緒の部屋にしない?と申しでて、いやいや払うよ、私も荷物広げてゆっくりしたいし、ってんで、ヒラリーと2人部屋。

部屋に鍵がない以外、普通に清潔なお部屋で、シャワートイレ個別つきで2人でテンションあがって荷物ひろげまくりーの、洗濯しまくりーの、ベッドで大の字ゴロゴローの。

イビキとかうるさかったらごめんね、とかお互い若干のイビキストだったけど、貴重品の心配とかしない夜って大事よね。

ある程度荷物片付けたらヒラリーが、ハーフなんちゃらをとりにいかないと!ミサもあるし時間がないわよ!と言う。

なんどきいてもわからんが、アニキもなんかハーフナントカってゆーとるなぁ、、と、ヒラリーがとにかくいいからついといでとゆーので、町外れ、ってわけではないけど、巡礼博物館?みたいなところに連れて行ってくれた。

開館時間がまちまちで、その日は16時閉館、危ない時間に入館。

ヒラリーが受付で、なんかゆーて、なんか賞状みたいな紙を発行してもらっておる。

おおおおお!

なんと、フランス人の道800キロの中間地点400キロ歩いたよ、とゆー、半分証明書!

名前と日付を入れてくれるのでした。

わぁ!これかー、これをもらいに行くのか?とか、場所がどこか知ってるか?って、アニキはそれを聞いていたのか!全くわかってなかった。

しかしヒラリーのおかげで私も証明書を発行、写真をとりあってホクホクした気持ちで宿にもどる。

ミサがあるのでいくわよ、とミサにも参加。

ここのミサでは一人一人声をかけられ、おみくじみたいなものもひいて、神父様から額にキスハグと優しい言葉をかけられてとても感極まったのを覚えている。

よく歩いたなー、私。

すぐに挫折するだろうと思ったのに。

半分歩いたんか。ここで終わっても悔いはない、、とかおもいながら、夜ご飯はバルとか行こうかとおもたら神父様主催のもちより交流会ディナーとのことで、ヒラリーに連れられる。

私、英語苦手だから大勢の席はしんどいの、とゆーたけど、大丈夫よ!私とこうやって話してるんだから!スミレも一緒に参加しましょう!

と、、、。

とりあえず持ち寄りってことで、スーパーで生ハムとか買ってみて、キッチンに行くと、持ち寄りって余るほど豪華になるよね、ほんと。

宿泊者のなんにんかわからんが、10人15人がいて、

交流会、、、

と、とりあえず生きのびたわよ、、、

神父さん気にしてくれって、優しかった、、、

ヒラリーはとてもご満悦で、

今日はとても素敵な日だったわね!

と。

実は私も、とても満足して、カミーノ来てから一番満たされた気持ちになったのでした。