カミーノへの道31日目2019/6/30

ビリャフランカデビエルゾからベガデヴァルカセ

 

地名がまったく何いってるのかわからんな、w

最後の難所、オセブレイロ、という響きにびびり、

その前の村くらいでいったん宿泊してからにしようと、

ベガデヴァルカセという村に泊まることにした。

そこで泊まっちゃうとセブレイロまで12キロたらずだけど、

最後の難所というならちょっと用心。

 

ベガデヴァルカセは小さな村で、買い物するところ2箇所、

食べるところも少なかったけど、宿の庭が広々としていて

とても気持ちがよかったのと、例によって例のごとく、

韓国のアニキと宿、ベッドが横になるという、w

洗濯してほっこりしていたら雨がふってきて

取り入れたり、夜ご飯のパスタが今度はマシだったり、

フィンランドからきた女性とおはなしをして、

北海道の島の素晴らしさを力説され、

難所と言われる前に、ゆっくりしたのでした。

 

ん、毎日ゆっくりしとるな、笑

 

 

カミーノへの道31日目2019/6/30

ポンフェラーダからビリャフランカデルピエルゾ

 

18キロくらい歩く。

途中からヒラリーさんとよく歩くようになってから、

自分の中のことを考えるのがとまっていたので、残り200キロ、

10日もかからないで到着することを考えると、しみじみするのに

ちょうどいいかもしれない、

ここはとても葡萄畑がおおくて、作業している農家さんをみかけ、

もちろんみなさん車や機械をつかってのお仕事だったけど、

ああ、ワイン、、、ワインを作るとか憧れるなあと思いながら

すごくワイン畑を眺めていたのを覚えている。

 

ビリャフランカデルビエルゾ、もう地名がなんともいえないけど、

コンパクトな街で、宿は口コミで評価の高いところに予約なしで行った。

ら、男性3人の部屋だけどいいかときかれ、もうそんなん気にしないわよと

思ったけど、美形三人だったのでちょっと気後れした私でした。

宿の女性がきにしてくれて、いい?ほんとにいいの?と優しかったけど、

それより私は暑かったのでエアコンきかせてほしかったな、、、w

宿が少し町の中心ではなかったので、スーパーを探したり探索にいくには

歩く距離が多かったけど、ちょっとおしゃれな落ち着いた宿は

アルベルゲLEOだったかな。

出発するときの街の出口がとても近いところだった。

 

さて、ワイン畑を見すぎて、ワインを飲みたくて仕方ない。

しかしオープンテラスのわいわいしたお店はぼっちには辛いのよね、、、と、

まだオープンしてないかのような、ワインバルをみつける。

中には人が入ってない。が、看板はでている。

ワイン樽がテーブルになっていて、こじゃれているけど高級店でもなかろう。

ワイン値段みたらやっすい!1。2ユーロだし、入ってみようっと入ったら

明るくて可愛い女性店員さんが奥から出てきてくれて、

なんとなく地の赤ワインで、おつまみは、、、とみたところ、

単純な名前の料理がなくて、創作料理やさん、、、?

よくわからなくて、おススメはありますかときいたところ、

フォワは好き?と聞かれてよくわからなかったのだけど

筒常のなにか具材をわざわざもってきてくれて、まあいいか、と

黒板メニューも高くて15€一品しかなさそうだし、、、と

ついでにお腹すいてないから量が多いなら半分サイズにしてくれますかと

(日本ってほとんど対応してくれないよね、、、この注文のしかた)

にっこりしてくれて、突き出しの多分、豚の皮のスナック?をアテに

白ワイン飲む、おおおおおいしいいいい!

葡萄畑の中にある村だもの、地ワイン美味しいよう。

5分もしないうちにもってきたのは、きれいなクレープ巻きの一品。

フォアグラと林檎を薄焼きクレープで巻いて、チョコレートソースほんのり。

わわわわ、お、、、お、、デンジャラス。なんて赤ワイン泥棒、、、!

おねえさんはさわやかで可愛いし、お店はエアコンかかって涼しいし、静かだし、

ワイン安くて激ウマだし、神さまありがとう。

大衆バルって感じではないけど、アタリの店でした。

あ、写真みたらEL BENDITOとかいてある。

 

よるごはんの材料をかって、宿にもどる。

たまには自炊をしよう。

その前に、ステキな宿の椅子でちょっとビールを飲んで

明日はどこまでいこうかなーとかみていたら

男前2人に、あれ、1人?ごはんいかない?と声をかけてもらったのだけど

ちょっと気後れしてしまって断ったというバカです。

 

断って作った自作のパスタは、何を間違えたのか

まずくて凹みました。

永谷園のお吸い物の素を使い切らなければと

和風ベーコンパスタになるはずだったのに、、、、

 

男前をことわったからですね。ざんねんw

 

 

カミーノへの道30日目2019/6/29

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フォンセバドンからポンフェラーダへ

 

朝暗いうちから出発。

鉄の十字架のところまでは距離は4キロくらいの村なので

一時間くらいあれば到着できるだろう。

幸い天気もわるくなくて、草むらの多い山道を歩く。

ヒラリーは朝日のことはあまり考えてなかったけど、

だんだんうっすらと明るくなっていく空をみて

「ちょうど朝日と一緒に到着できるかしら」と

嬉しそうだったので、うん、私はそのつもりで時間設定しましたからな、と

二人の小砂利をふむ、草をふむ、ざく、ざく、とステイックの挿す音が

静かに耳に気味の良い音が続く。

しばらくして、むこうにつとん、と立つ棒がみえてきた。

おお。

小山のようになった上に、つとーーーーんと細く長く高くたつ棒の上に、十字架がある。

小山は、小石が積み上げられてつみあげられてできあがっている。

夜明け前というのに、すでに人がまばらにいて、山からみえる夜明けの光を

しずかに見守るように座って待っている。

感無量のヒラリーは、いそいそとリボンの束をだし、想いを十字架に

捧げている。

それを見守り、私も何か、、、、何かを、、、石とか持ってないけど、

なんかをおいていきたいなあ、、、と自然に還るもので、ゴミにならないような、、、と

はた、と、数珠状の木の腕輪をしていたのを思い出す。

高野山のお寺に縁があって、寄付をしてからか、毎年送られてくる、高野山の木をつかった数珠ブレスレット。うん、これを置いていこう、ミサンガ置いてる人多いし。

思いは込めたよ。

天の弟と、父に。

こんな外国から思いを込めても、縁もゆかりもないだろう弟と父だけど、

この旅を残り250キロまで歩きをとめることなく、怪我なく来れたこと、

自分に向き合うしかない徒歩の旅で、たくさん、二人を思い出して、

思い出しながら泣きながら歩いたこと、ヒラリーに会えたこと、

全てをありがとう、と祈るしか時間をつぶせないほど、

まさかここに一時間ちかく感傷にふけるヒラリーを待つとは思わなかったけど、

朝日と山の上の十字架を、しみじみと感じて改めてカミーノにきたことに

感謝をした。

 

さて、感傷のあとはポンフェラーダという街へ向かいます。

なんとなんと、本当か耳とヒアリングをうたがっていたけど、

ポンフェラーダではヒラリーは旦那さんと合流します。

ポンフェラーダ出発で旦那さんはカミーノを目指します、と、

へー、そうなんだ、旦那さんくるのか。

旦那さんとポンフェラーダで2、3日休んでから向かうらしい。

南アフリカから外国で待ち合わせとは、なかなかだな、、、と

日本人的にはすごいなと思ったよね。

そう、フランススペイン周辺諸国の住まいじゃないんだぜ、

南アフリカからスペインで待ち合わせか、すげーな、と思ったのでした、

それじゃあいったんお別れだね、と私は明日出発するから、、、と

いうたところで、「あなたにもそろそろ休憩が必要よ!」と私も一緒に

2。3日ここで休むことを提案される。

おおう。

しかし私はこの街にそんなに興味はないし、ここで連泊するなら

違う村にすすんで1泊したほうがいい、、、そして連日2人だから

一人ですすむこともしてみたい、、、と

はっきりというわけではないけれど、

私は1人でもすこし先に進みたいんだ、というのはわかってくれて

でも到着するのは一緒に到着しなきゃだから、どこかで待ち合わせましょう!

かならず追いつくから、連絡するからね!と

街の到着で一旦お別れ。

 

さて、アルベルゲにいかなきゃ、と、連日暑さで荷物はこびサービスを

使っていたので、荷物到着を確認後、大きな街なので

町歩きにでかける。

お城があり、入ってみようと思ったら閉館まで一時間だけどいいのかときかれ、

こういう外国の城とかって一時間では絶対足りないからなと、断念する。

ちょっと疲れてるしな。

そいやあ、ヒラリーの泊まるホテル、旦那さんと待ち合わせているホテルを

ネットで場所を一緒に探したので、なんとなくここかなーと思うところへ

行ってみると、ヒラリーが外でカフェしていたw

スミレーイ!みつけてくれたのね!と

やっぱりビールをのむ、チアーズ、。

良い時間だったので、夜ご飯かわりに海老のアヒージョを頼み、

ヒラリーの旦那さんの到着をなぜか私も待つ、笑

カフェで待っていたらヒラリーが道の上で知り合った双子のドイツ女の子が

通りかかり、若い女の子で日本に興味があるの!と日本語を教えることに。

ワインも入ってるからもうわけわからんくなってるところに

ヒラさん旦那のジェームズさんが到着、なんかもう

わちゃわちゃして紹介しあって気づいたら夜の22時だよ

私朝早いから帰らなきゃ!ってわちゃわちゃ帰ったな、、、。

 

気を引き締めて、明日からは1人だぞ、と宿のことを全くおぼえていないポンフェラーダ、、

 

カミーノへの道29日目2019/6/28

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アストルガからフォンセバドンへ

 

さて、いよいよらしい。

なにがって、ヒラリーさんのビッグイベント。

鉄の十字架が、けっこう本気でヒラリーの目的っぽい。

細かいことはききとれなかったけど、

病気の友達がいて、その治癒をお祈りした、あらゆる友達の思いをうけた

リボンの束をざばっとカバンからだしてきた。

そのリボンを鉄の十字架に結ぶことがすごく重要らしい。

手のひらサイズの天使の石ももってきてはって、

ん?それどうする?ってきいたら

鉄の十字架って結構巡礼ポイントということをやっと知った私でした。

私日本から石とか持ってきてないなあ、と、思いながら、

鉄の十字架というところは結構な標高のところ、1500キロ、

前後の村に泊まったほうが良さげ、ということで

十字架のあるイラゴ峠に朝日がのぼるときに到着できたらいいなあと、

フォンセバドンという村をめざす。

私もヒラリーにも距離は結構あって28キロくらい歩くことになり、

暑さも手伝ったのと、ちょっと山の草をかきわけるような道だったので

到着が15時くらい。私は13時には到着したい人なので、つかれたー。

2人部屋に入り、宿のカフェで、レモンビールをのみ、

くつろぐ。

結構な山の上で、高原にいる感じ。

 

どーしても満点の星がみたくて、でも宿は夜間外出できないようになっていて

窓から見上げた星空は綺麗だったな、、、。

宿のベッドは小さくないのだけど、ベッドマットが軽いらしく

寝返りをうつと少し動く、、、のは感じていたけど、

夜中、どっすうううん、きゃああ!って声がして暗闇でびっくりおきたら

ヒラリーさんがベッドマットごとごろんとベッドから落ちていて、

大丈夫?大丈夫かヒラリー!と起きた私に

HAHAHA!あはははは!って笑って笑った止まらないヒラリー。

私もなんか笑ってしまい、声をあげてあははは笑いまくって眠った

 

明日は5時におきて、朝日とともに十字架をみようね。

 

カミーノへの道28日目2019/6/27

サンマルティンカミーノからアストルガへ。

 

アストルガでは泊まりたいホテルがあり、ホテルガウディの予約。

なんとヒラリーは、ガウディに全く興味がない様子、笑。

ガウディがデザインした司教館があるのだけど、途中で司教さんがなくなり、

ガウディが途中で建設をやめた未完成の建物、

結局は一度も司教館としては使用されず、現在は巡礼者博物館になっている。

 

アストルガに宿をとったからひたすらすすむけど、

途中のオルビゴの街は泊まってみたいなと思う雰囲気だったり、

ネットとか見れば見るほど、ここの宿は素敵!とか

巡礼者の「めっちゃ安くてめっちゃいい宿だったわ」自慢をきくと

泊まってみたかったとかとおりすぎちゃったとか、

一泊を数十回繰り返すマニアになったかのような巡礼者たち。

 

この地域は休憩にドリンクを注文するとピンチョがでてくるので

ものっすごいちょうどよい休憩ができたので楽しかったな。

とあるカフェで休憩しようとしたら、アジア系の男子が外席でカフェしていて

ヒラリーが私に「日本人じゃないの?」と話しかけるように促す。

彼ぴもいない独身の私に、ときどきそーいう、「あの人独身よ!」

とか、結構ヒラリーはほらほらいきなさいと言うてくる。

日本人かわからんやん、と思ったけど、mont-bellのリュックだったので

あー日本人だなーと思い、声かける。

「こんにちわー。中の席、いっぱいなんですか?暑いからエアコンのある

カフェに入りたいんですけどー」

とか、お声かけてみた。

ちょいびっくりしてはったけど、空いてますよ、俺タバコだから、

って答えてくれはった。

彼はともさんとゆー、私より10以上若い30台前半。世界一周君。

世界一周のなかで、カミーノってのを知って、きてみた、と。

途中、私をみかけていたらしく、日本人かな?と思ったそうだけど

ヒラリーと歩いているカップリング具合が、日本人じゃなさそう、、、と

思っていたらしい。どういうことw

カミーノ道は、日本人は少ない、と私が合う日本人は口々に言っていたからなー

、、、私は、日本人にけっこう会ってるけどな、、、

すっぴんおさげ、もう恋愛なんてどうでもいいから化粧なんかしてねーし

気を使ったってきっとこの人めっちゃ足早いから会わないだろうなーと

(私が歩いた27日の場所に、たしか20日目かなんかだったような)

お互いひさびさ日本語で歩きながら話したなー。

ヒラリーが謎の気遣いをみせて私の後ろでずっと黙って歩いていたw

歩く速度がクソ遅い私に合わせてもらうのも悪いので、どうぞ先にいってね、、、

って促したから、もうそこで会わないだろうなと思ったけど、

その後、アストルガから3回くらい道の上で会い、ゴールのサンティアゴでは

日本人会(この後に会った人を含めて4人)、で一緒にのんで

ポルトガルポルトでは半日二人で街歩きしたなあ。

え、恋愛には発展しませんでしたよ、笑。

気を使わなくて良い人やなーと思ったけど、世界一周中君だもの、

もう、旅が楽しくて仕方ないじゃろうなあと思うしね。

 

アストルガはチョコレートの街だそうだが

甘いものよりビールをのむ私、、、

ヒラリーとまた一緒の部屋に泊まる。

もうだめだ、アルベルゲに泊まれなくなるんちゃうかってくらい

二人部屋に泊まることを繰り返す、疲れたおばさん2人、笑

いや、ヒラリーが相当足が痛いらしく、ホテルの人に氷をくれ、、、と

氷をざらっともらって、ホテルのカフェで足を冷やしながらビールを飲むという、、、

町歩き用のゾウリがうすうっぺらくて町歩きも痛いらしく、

デカトロン、、、デカトロンはないか、、、とネットで探している。

 

アストルガでは、集大成のように、

ガウディの司教館博物館で、道で会ったドイツ女子や

アメリカ教師のラリー、フランス女子、ヒラリーがやたらと

交友を深めた人々に会ってハグの嵐でした。

ヒラリーが珍しく、食事を買ってホテルで食べましょう、と

夜ご飯はスーパーでサラダやら惣菜をかって、ゆっくり過ごしたかな。

 

こんなこといってるけど、ほんとに8割英語わからなくて

ヒラリーの話を聞いているような聞いてないような。

っていのは伝えているけど、、、、。

 

ヒラリーがうふふっふと私に写真を送ってきた、

おいおい、なんかいい感じのカップルにみえるみえる、

私とともさんが歩いているのを後ろから写真とってたらしいww

 

 

 

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カミーノへの27日目 2019/6/26

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レオンからサンマルティンデルカミーノ

 

朝。

当たり前のように、ヒラリーが待っていた。

ヒラリーの同室の女性がすごく変な人で怖かったわあ、、、と、

夜中起きたら二段ベットの上でねていたんだけど、じっと顔をみられていたらしい。

こわあああ!

いろんな人がいるよね巡礼者。

多国籍の年齢も性別もすべてしらないバラバラの人間が

とある地点を目指して、同時多発に歩いている奇妙な道。

ジョジョもびっくりな奇妙な巡礼地を、古来より

さまざまな人がいろんな思いで、歩いている。

今日いまそのときに追い抜かす、その人たちは、

今日いまそのときにここにいることの不思議さと凄まじい縁。

私とあなたの考えもまったく違うし知らないひとなのに、

ここで会うということは、カミーノを選んだときから決まっていたことなのかしら。

 

ヒラリーとはサンマルティンデルカミーノという、なんにもない村で

泊まる。

庭にプールがあって、めっちゃはしゃぐヒラリー。

庭にはハンモックがあって、めっちゃはしゃぐヒラリー。

プールにはいる!と薄着になり、ちゃぷんぼちゃん、

暑いから気持ちよさそうねえ、、、と

水は数日変えてなくて虫の死骸がめっちゃ浮いてるプールに

ぼっちゃんできない悲しき習性と衛生観念をもつ私は日本人さ、、、、

なんではいらないの?と不思議げなヒラリー、

うん、足だけつけてくるね、、、とちゃぱちゃぱしてみた。

どうでもいいけど私の身長分くらいあるよこのプール。

子供いてたらあぶねえなと思うよこのプール。

 

ビールとハンモックにゆられ、しかし虫の多い庭で

心からくつろげない私。あつい、虫嫌、、、

夏バテみたいになってるのか、水分以外いらなくて、

宿以外バルもないから夜ご飯はメヌーしかなくて、

絶対食べるより残す方が多いと自分で想像できたので

ポテチとビールだけの夜ご飯にして、ヒラリーさんに心配される。

 

エアコン、、、エアコンがんがんにしてほしい、、、

あと、虫さされとか足のふくらはぎ、いろいろ痒い、、、

暑さに弱い私でした。

 

 

カミーノへの道26日目2019/

マンシージャデラスムラスからレオンへ

 

とうとうレオンへ踏み入れる日がやってきました。

カミーノ上で、ギリギリ日本人にわかってもらえるんじゃないかなっていう

大都市の中の一つ。

山の会の方の完璧なペース配分についてゆき、

暑さもわりかしマイルドで、アスファルトの舗装された道路を

ずっとあるかなあかん大都市へのカミーノ道。

 

到着してから私は公営アルベルゲへ行き、山の会の皆様は

2日ほどレオン滞在のためにマンションの一室をエアビー借りしたとのことで

場所だけ地図で教えてもらい、夜ご飯はバル巡りしましょう、と

その下で何時かに待ち合わせということに。

 

レオンの公営のアルベルゲは結構巨大だった気がする、

巨大すぎて受付が要領をえないというか、もわんとした感じで

荷物が届いてるエリアにはいる暗証番号もよくわからなかったり、

なんかもわんとした記憶、、w

 

もちろん、ヒラリーとはちあったし、

街の中ではアニキと信号のむこうとこっちで手を降って

通常運転ですが、

やっぱり巨大な街はわかりにくいわあ。

 

待ち合わせまで5時間くらいあったので、

レオンの大聖堂に入り、見学。ブルゴスも美しかったけど

レオンのステンドグラスも魅入りました。外から見たら地味なのに

中からのステンドグラスの荘厳で美しいこと。

信仰心ってステンドグラスを見上げている時の気持ちなのではないかしら、

と思うほど眼にまざりけのない、蕩々とした心持ちで

見上げ続けました。

 

じっくりと見学したあとは、そりゃあ、私はやっぱり

バル巡り0次会ですね!!!!

都会といえばバルホッピングじゃあ!レオン県になると

ドリンク1注文に無料のアテが充分な量でつくので

酒飲みにはたまんないの。

宿でチェックしまくったレオンの美味いバルを

オフラインマップにチェックしたところ、

繁華街のこのあたりがバル街だな、、、と目星をつけて

巡礼者じゃなくてグルメライターに変身じゃあ!

1軒目、大聖堂をながめながらレモン入りビール。薄いピザ一切れ付いてきた。

2件目、渋めのいぶし銀バルで、セルベッサ。煮込み肉団子ついてきた。

3軒目、入り安そうな生ハム屋さんだけどたち飲めそうな壁テーブル。赤ワインに生ハムとハード系チーズついてきた。

グラス2、3ユーロだけでアテがこんなに豊富で美味い。

ワインはほんんんんとに、外れない。ていうか、はずれるようなワインは

存在しないんじゃないか。

あまり食い過ぎると夜にひびくので、

ここはガウディの建物があるので時間つぶしに入ってみよう。

カサデロスボティネス邸というんだけど、上から見ると歪な四角い館。

ぱっとみはガウディ?ほんとにガウディが設計したのか?となんの

変哲もない館なんだけど、中にはいって細部をみると、

ああ、ガウディさんだな、、、と感じる。

みんなサクラダファミリアはあほほど人いるけど、

このボティネス邸は、3。4人くらいしか人をみかけなかったよ、、

面白みという点ではたしかにあまりだし、展示の仕方も

なんかよくわからない仕掛けみたいな部屋とかありましたけど、

意外とガウディ好きなので、こう、ガウディの作品の

レアものをみたという満足感。

 

待ち合わせ時間に、山の会の方のマンションにいったけど、

wi-fiとかないので連絡方法がない中、マンションの一階ぽいところを

うろつくけど見つけてもらえない。

さてどうしたもんかと思ってたら、なんとか見つけてもらって

マンションの住所はあってるけど入口は全然違うところでした。

エアビーかなんかで予約したらしいけど、

めっちゃ綺麗で洗濯機も新品で、うお、住んでみたい!って思わせる

部屋でした。部屋をみせてもらって、さて、バル巡り。

しかし町が大きいので歩き回るのもなってんで、

2件のバルに行って、終わりました。

人数がおおいから、無料のアテが人数分くると

豪華な一品になってみえたし、

レオンはやはり巡礼者じゃない観光客が結構いて、

バルでは日本人旅行者のご年配の方が話したがってくれて

なんか日本人年配お話会になりました。

名残惜しいけど、21時には私はお暇して、

山の会の方とはライン交換をし、お別れしました。

 

2020年6月に、レオンから歩くとおっしゃっていたので

コロナのきな臭い2月末に、山の会の方に連絡したところ、

その時点で断念したとのことでした。

山の会の方はツワモノだし、世界のいろんな山をトレッキングしたとのことだけど

一番高齢の方が75歳だったからなあ。

行くならレオンからコンポステラ、ちゃんと行きたいだろうにな。

まさかこんな世界線になるとは、ほんと、去年の今頃は思ってなかったですね、、、。